FxPro、欧州顧客をCapital.comへ譲渡 英国拠点は維持
FxProがキプロス法人の欧州顧客をCapital.comへ譲渡することで合意。移管には規制当局の承認や顧客ごとの審査が条件となる。英国ライセンスを維持する理由と、海外FX利用者が確認したい口座への影響を整理する。
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概要:Axiが生成AI「Claude」とMT5の連携を発表。価格確認から注文、決済、損切り設定までチャットで操作でき、無料プランにも対応する。
AIに相場を聞くだけでなく、その会話から実際の注文へ進む。FX取引の操作方法が、また一歩変わり始めた。

FX・CFDブローカーのAxiは10月14日、Anthropicの生成AI「Claude」と、対象となるMetaTrader 5(MT5)口座を接続する「Axi MCP」の導入を発表した。
利用者はClaudeとのチャットを通じて、市場価格や口座情報を確認し、MT5口座の取引を操作できる。
接続には、AIと外部のデータ・機能をつなぐ共通規格「Model Context Protocol(MCP)」を採用。Axiのグローバル営業責任者Santiago Vazquez-Munoz氏は、AIによって取引技術との関わり方を見直す機会が生まれていると説明している。
主な対応機能は次の通りだ。
| 用途 | Claudeから行える操作 |
| 情報確認 | リアルタイム価格、口座残高、保有ポジション、取引履歴の確認 |
| 新規注文 | 成行注文、指値・逆指値などの予約注文 |
| 注文管理 | 予約注文の変更・取消 |
| 決済 | 保有ポジションの全決済・一部決済 |
| リスク管理 | 損切り・利益確定水準の設定や変更 |
口座情報の要約や市場データの分析も可能だ。ただし、Axiから取得したデータに対する分析や解釈はClaudeが生成するもので、Axi自身の見解や推奨とは区別される。

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今回の連携で押さえたいのが、注文を実行する際の承認設定だ。
Axiの案内では、初期設定でClaudeが操作を実行する前に利用者へ許可を求める。選択肢は「今回のみ許可」「常に許可」「拒否」の3つとなる。
特定の操作を「Always allow(常に許可)」に設定すると、その操作については以後の確認が省略される。 毎回確認するつもりで利用する場合は、設定内容を確かめておく必要がある。
情報を閲覧する機能と取引を実行する機能は、権限を分けて管理できる。許可設定は後から変更でき、Axi側またはClaude側から接続を解除することも可能だ。
Axiは、この連携を自動売買戦略やEAとは区別している。会話を通じた操作を支援する機能であり、Claudeの回答を売買推奨として扱わないよう説明している。
接続には、有効なMT5口座と利用者自身のClaudeアカウントが必要となる。Axiの案内では、MT5口座は本人確認の完了・未完了を問わず対象となる一方、閉鎖・アーカイブ済みの口座は利用できない。
MT4やAxi独自プラットフォームの口座だけを保有している場合、接続条件を満たさない。これらの口座については、接続後に情報を閲覧できる範囲があるものの、注文・変更・決済の実行はMT5に限られる。
設定時はClaudeにAxiをカスタムコネクターとして追加し、MCPの接続先を入力。その後、Axiのログイン情報で認証し、アクセスを許可する。サポートは手順を案内するが、利用者に代わって接続を設定することはできない。
Axiによると、Claudeの無料プランでも接続可能。ただし、無料プランで同時に有効にできるカスタムコネクターは1つで、複数利用する場合は有料プランが必要になる。これはAI側の利用条件であり、取引に伴う費用とは別だ。
AIと取引口座の接続は、ブローカー各社へ広がっている。MT5を開発するMetaQuotesも、7月のベータ版でAIエージェントとMCPへの対応を加えた。
ただ、AIに与える権限や利用条件には違いがある。
| 企業・サービス | 主な対応・条件 |
| TradeStation | MCP連携にClaude Proと1万ドルの口座残高が必要 |
| Interactive Brokers | 6月に株式・ETF向け連携を導入。注文案を作成し、注文ごとに手動承認 |
| Leverate | 注文内容を再提示し、利用者の承認を待つ。ブローカー側の有効化も必要 |
| ThinkMarkets | 6月に発表したChelseaAIでThinkTraderの注文を実行可能。資金へのアクセスは制限 |
| Match-Trade | 10月5日に個人向けMCPを開放。対応するAIアプリでは操作ごとの承認を設定可能 |
| CMC Markets | 英国顧客向けChatGPT連携は閲覧専用。取引・注文変更・資金移動には非対応 |
同じ「AI連携」でも、情報を見る機能と実際に注文を出す機能では、口座への影響が大きく異なる。
Axi MCPは現在、アルファテスト段階にある。
チャットで操作できる手軽さがある一方、注文が実行されれば実際の損益につながる。承認前には、銘柄、売買方向、数量、注文種別、損切り・利益確定水準を確認したい。「常に許可」を選ぶ際は、どの操作の確認が省略されるかも重要になる。
Axiは、AI連携によって取引リスクがなくなるものではなく、取引判断と金融上のリスクは利用者が負うと説明している。操作の便利さと、投資判断の正しさは別々に確認する必要がある。
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