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moomoo証券は安全?危険?利用前に知るべき懸念点と実態
概要:急成長中の中国系オンライン証券「moomoo証券」。手数料無料・高性能アプリが魅力な一方で、親会社の信頼性や出金遅延、システム障害など、いくつかの懸念点も。利用前に必ずチェックしておきたいリスクと評判を詳しく解説します。

前回の記事では、中国系オンライン証券「Webull(ウェブル)」を紹介しました。
今回は、同じく中国系でありながら、ここ数年日本や北米で巨額の広告費を投じて急成長しているもう一つの注目すべき証券会社 「moomoo証券」 に焦点を当てます。

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moomoo証券とは?
moomoo証券株式会社(Moomoo Securities Japan Co., Ltd.) は、香港のオンライン証券会社「富途控股(Futu Holdings Limited)」が展開するグローバルブランドの日本法人です。
「moomoo」は同社のグローバルブランド名で、米国・シンガポール・オーストラリアなど世界各地に拠点を展開しています。
2022年に「ひびき証券」を買収し日本に参入、翌2023年9月に米国株取引、2024年3月に日本株取引を開始しました。
Moomoo証券の基本情報
- 会社名:moomoo証券株式会社/Moomoo Securities Japan Co., Ltd.
- 会社のウェブサイト:https://www.moomoo.com/jp
- 設立:大正9年4月(2022年10月 前身ひびき証券買収)
- 本店所在地:東京都渋谷区渋谷1丁目2-5 MFPR渋谷ビル11階、14階
- 店舗所在地:moomoo証券ストア 表参道/東京都港区北青山3丁目11-7 Aoビル1階
- メールアドレス:clientservice@jp.moomoo.com
- 規制情報:関東財務局長(金商)第 3335 号 第一種金融商品取引業、第二種金融商品取引業、投資助言・代理業、投資運用業
- 加入協会:日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会

moomoo証券が「危険視」される理由とは?
親会社・運営体制への不安
moomoo証券の親会社「富途控股(Futu Holdings Limited)」は、中国・香港を拠点とする上場企業で、創業者の李華(Li Hua)氏はテンセント(Tencent)の初期メンバー(No.18社員)でもあります。
テンセントや紅杉資本(HongShan)、経緯創投(Matrix Partners China)など中国の大手ベンチャーが出資しており、色濃く中国資本の影響を受ける企業構造です。
このため、一部ユーザーの間では
「データや個人情報が中国本土に保存されているのでは?」「税務情報が中国当局に共有される可能性は?」
といった懸念の声が出ています。
もちろん、moomoo証券自体は日本の金融庁登録業者であり、日本の法律に基づいて運営されていますが、親会社の背景に対して「心理的抵抗感」を持つ投資家も少なくありません。
ネットワークトラブル・システム障害の報告
SNSや口コミサイトでは、複数のユーザーから以下のような報告が見られます。
- 「ログインできず、注文も訂正できないまま株価が下落した」
- 「サーバーダウン中に損失が出ても、補償対応が一切なかった」
- 「サポートに連絡しても『上に報告する』の一点張りで1週間放置」
こうした障害は、海外サーバーを利用するオンライン証券で時折見られますが、特にリアルタイム取引を重視する投資家にとっては致命的な問題です。

出金処理が遅いという口コミ
「出金申請から8営業日経っても反映されない」「2週間経っても『処理中』のまま」といったレビューもあります。
手数料システムに注意
moomoo証券は「株式取引手数料無料」などを大きく打ち出していますが、実際の取引では見落としがちな為替関連コストに注意が必要です。
特に、米国株や香港株など外貨建て資産を取引する際には、通貨換算手数料(為替手数料)が発生します。
ユーザーの報告によると、約2万米ドル(約300万円前後)を香港ドルから米ドルに両替した際、80ドル程度の手数料がかかったとのことです。
表面的な「取引手数料無料」に惹かれがちですが、実際にはこのような付帯コスト(為替・送金・両替など)がトータルの取引コストに大きく影響する点を理解しておく必要があります。
長期・分散投資を行う場合は、こうした細かいコストの積み重ねがリターンを削る可能性もあります。
富途グループ内での「大量解雇」問題
2024年11月、富途控股は全社的に約200人規模の人員削減を実施。
これは同社従業員の約5%に相当し、特に開発・プロダクト部門が中心と報じられました。
一方で、同年の富途グループの売上は前年比31%増(約100.8億香港ドル)と好調だったため、
「業績が伸びているのに年末に突然のリストラ」
という批判が社内外で噴出しました。
問題となったのは、その手続きの不透明さと補償内容です。
退職金は「N+1」(年数+1ヶ月分給与)または「N+2」とされたものの、年末ボーナスやストックオプションが支給されなかったと一部社員が主張しています。
このニュースは中国国内のSNS上で大きな議論を呼び、微博(Weibo)では一時「トレンド1位」になるほどの炎上騒動となりました。
また、一部社員による投稿を受けて、社内チャットが全員発言禁止状態にされたとの報道もあります。
結果として、「業績好調でも社員を切り捨てる冷淡な企業文化」という印象が広がり、富途グループおよびmoomooブランドへの信頼性にも一定の影響を与えたとみられます。

偽moomoo証券を名乗る詐欺に注意
2025年10月、moomoo証券は「当社名や社員をかたるLINEグループへの勧誘」に関する注意喚起を発表しました。
「高橋健一」や「伊藤美恵」などを名乗る人物が、「A23株トークルーム」「投資戦略研究室F80」などのグループに招待し、投資会「AIスターリンク」への参加を促す事例が確認されています。
moomoo証券がLINEやSNSで投資勧誘を行うことは一切ありません。
不審な連絡には反応せず、ブロック・通報し、必要に応じて警察(#9110)や消費者ホットライン(188)へ相談しましょう。

まとめ
moomoo証券は、取引手数料の安さと多機能で高性能な取引アプリが大きな魅力です。
一方で、海外資本ゆえの信頼性リスクやサポート対応への不安、ネットワーク障害の報告など、初心者にとっては敷居が高い面もあります。
また、近年は日本市場での露出が急増しており、SNS広告やYouTube・TikTokなどを通じたインフルエンサーの大量起用も目立ちます。
この過剰なプロモーション戦略に対して、
「広告が多すぎて胡散臭い」 「実態よりイメージ先行では?」
と感じるユーザーの声も少なくありません。
総じて言えば、moomoo証券は短期トレードを重視する上級者や情報感度の高い投資家向けのプラットフォームといえるでしょう。
一方で、「安全性」「安定したサポート」「透明な運営体制」を重視する投資家にとっては、SBI証券や楽天証券など国内大手との併用がより現実的な選択肢となりそうです。
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