【9/22〜9/26】来週の重要経済指標まとめ｜FX・株に影響するイベント一覧

毎週恒例の「注目経済指標」コーナーです。

9月第4週は、FRBによる25bpsの利下げという大きな動きを受けて、その後の市場の反応や、今後の金融政策の方向性を探る上で重要な経済指標が多数発表されます。特に、米国のGDPやPCEデフレータといった、FRBが政策判断の根拠とするデータが注目されます。

また、ユーロ圏でもPMI（購買担当者景気指数）など景気動向を示すデータが多数発表されるため、ユーロ相場の変動要因となる可能性があります。

注目ポイント

来週（9月22日〜9月26日）の主な経済指標・イベントは以下の通り。

9月23日（火）17:00｜ユーロ圏・製造業/サービス業PMI（速報値）

ユーロ圏の景気動向を把握する上で重要な先行指標です。特に製造業PMIは、ユーロ圏の経済の先行指標として注目されており、ユーロ相場に影響を与える可能性があります。

9月24日（水）23:00｜米国・新築住宅販売件数

米国の住宅市場の健全性を示す重要な指標です。住宅市場は経済活動に大きな影響を与えるため、この数値が市場予想と大きく乖離すると、ドル相場に影響を与える可能性があります。

9月25日（木）21:30｜米国・実質GDP（確報値）

米国経済の全体的な成長率を示す最も重要な指標の一つです。先週の利下げ決定が、今後の経済にどのような影響を及ぼすか、そのヒントを探る上で注目されます。市場の予測との差分は、ドル相場に直接的な影響を与えます。

9月25日（木）21:30｜米国・耐久財受注（速報）

製造業の動向を示す指標で、設備投資の先行指標としても注目されています。特に輸送機器を除くコア指数が重要視されます。

9月26日（金）21:30｜米国・個人所得/個人支出、PCEデフレータ

米国のインフレ動向を示す重要な指標であるPCEデフレータが発表されます。FRBが最も重視するインフレ指標の一つであり、市場予想との乖離がドル相場を動かす可能性があります。

経済指標一覧

9月22日（月）

23:00｜★★ 米国・リッチモンド連銀製造業指数

23:00｜★ ユーロ圏・消費者信頼感（速報）

9月23日（火）

17:00｜★★ ユーロ圏・製造業PMI（購買担当者景気指数）（速報値）

17:00｜★★ ユーロ圏・サービス業PMI（購買担当者景気指数）（速報値）

21:30｜★★ 経常収支

9月24日（水）

20:00｜★ 米国・MBA住宅ローン申請指数（前週比）

23:00｜★★ 米国・新築住宅販売件数

23:30｜★★ 米国・原油在庫（前週比）

23:30｜★★ 米国・ガソリン在庫（前週比）

23:30｜★★ 米国・留出油在庫（前週比）

9月25日（木）

17:00｜★ ユーロ圏・マネーサプライM3

21:30｜★★ 米国・実質GDP（前期比年率）（確報）

21:30｜★ 米国・GDPデフレータ（前期比年率）（確報）

21:30｜★ 米国・PCEコアデフレータ（前期比年率）（確報）

21:30｜★ 米国・個人消費（前期比年率）（確報）

21:30｜★★ 米国・卸売在庫（前月比）（速報）

21:30｜★★ 米国・耐久財受注（前月比）（速報）

21:30｜★★ 米国・耐久財受注（輸送除くコア）（前月比）（速報）

21:30｜★★ 米国・新規失業保険申請件数

23:00｜★★ 米国・中古住宅販売件数

-｜★★ 米国・住宅建築許可件数（確報）

9月26日（金）

08:30｜★ 日本・東京消費者物価指数（生鮮食料品除くコア）（前年比）

08:50｜★ 日本・対内証券投資-株式ネット

08:50｜★ 日本・対外証券投資-株式ネット

08:50｜★ 日本・対内証券投資-中長期ネット

08:50｜★ 日本・対外証券投資-中長期ネット

21:30｜★★ 米国・個人所得（前月比）

21:30｜★★ 米国・個人支出（前月比）

21:30｜★★ 米国・PCEコアデフレータ（前年比）

21:30｜★ 米国・PCEコアデフレータ（前月比）

21:30｜★★ 米国・PCEデフレータ（前年比）

23:00｜★★ 米国・ミシガン大学消費者信頼感指数（確報）

編集部コメント

FRBの利下げという大きなイベントを経て、今週は米国の実体経済に関する重要指標が多数発表されます。特に、実質GDPや個人消費、PCEデフレータといった指標は、利下げの判断が正しかったか、そして今後の経済がどう動くかを占う上で不可欠なデータです。

市場は、利下げ後の経済指標がどのように推移するか、そして今後の金融政策の方向性に変化があるかを注視するでしょう。各指標の結果次第では、ドル相場に大きな変動をもたらす可能性があります。

最後に

来週は米国経済の「今」を測る重要な指標が目白押しです。先週の金融政策イベントを受けて、市場のボラティリティが高まる可能性もあるため、発表スケジュールをしっかりと把握し、冷静な判断で臨みましょう。

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